これから不動産投資のための物件を購入しようとする方は、資金面についてもどうするか検討しなければいけません。
不動産投資物件にも、ローンを利用することができます。
しかし、一般的な住宅ローンと不動産投資ローンでは違う点があります。
こちらでは、不動産投資を始める前にチェックしておきたい、住宅ローンと不動産投資ローンの違いを金利や審査の流れをご紹介します。

投資用物件の購入時の不動産投資ローンとは？住宅ローンとの違いもご紹介

住宅ローンと不動産投資ローンの違いは、物件・返済原資と借入可能額・金利です。
住宅ローンが利用できる物件は基本的に住宅のみで、不動産投資ローンが利用できる物件は、投資用不動産になります。
住宅ローンと不動産投資ローンでは、返済原資が異なるのもポイントです。
住宅ローンの返済原資は個人の資金、一般的には給与収入で、借入可能額は年収の5倍程度です。
不動産投資ローンの返済原資は、毎月の家賃収入で、借入可能額は家賃収入を含めた年収の10倍程度になります。
住宅ローンと不動産投資ローンの金利の違いも見ていきましょう。
金利は契約する金融機関などで異なりますが、住宅ローンで2％程度のときに不動産投資ローンでは4.5％程度になります。
住宅ローンより不動産投資ローンは高額の融資を依頼できますが、金利が高いのです。

投資用物件の購入時に利用できるローンの金利には種類がある！

物件を購入するとき、不動産投資ローンを利用するなら金利について知識を身につけておきましょう。
金利には、変動金利と固定金利があります。
変動金利とは、借入期間中でも金利が変動するタイプです。
一般的に、半年に一度金利が見直されます。
変動金利のメリットは金利が安いときは返済額を抑えられることで、デメリットは金利が予想以上に高くなる可能性がある点です。
固定金利とは、借入時から完済まで金利が変わらないタイプになります。
固定金利のメリットは、金利が変わらないので返済額が安定することでしょう。
デメリットは、場合によって変動金利で返済するより返済額の総額が高額になるケースがある点です。
金利相場は、半年ごとに変わります。
金融機関によって金利相場がホームページで紹介されているので、チェックすると良いでしょう。

投資用物件のローンを利用する際の流れ

不動産投資ローンの融資を受けるまでの流れを見ていきましょう。
不動産投資ローンも住宅ローンと同様に、審査が2回あります。
不動産投資ローンを利用したい金融機関で、仮審査を受けます。
仮審査に通ったら、物件の購入申し込みをして売買契約の締結をしましょう。
売買契約の締結後に本審査があり、本審査に通ったら不動産投資ローンの契約をします。
不動産投資ローンの契約が締結したらお金が使えるので、物件の決済と引渡しという流れです。

まとめ

投資不動産を購入するときに利用する、不動産投資ローンについてご紹介しました。
不動産の購入には、高額の融資を依頼する必要があります。
返済が滞ると、最悪の場合「破産申告」をすることになるため、そうならないようしっかりと返済計画を立てて契約しましょう。
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